砥部焼女流作家が集まる「とべりて」、砥部焼の新しい魅力を創り出す
砥部焼女流作家が集まる「とべりて」
砥部焼は240年以上の歴史を持つ国指定の伝統工芸品。約100軒の窯元がある砥部焼の里で、女性の目線から砥部焼を広めたいと7人の砥部焼女流作家が集まったのが「とべりて」。女性らしいアイデアを活かし、砥部焼の可能性を広げている。
JR観光列車「伊予ものがたり」で使用された食器や道後温泉の有名ホテル・旅館とのコラボなど「とべりて」の活動が広がっている。以下6つの窯元で活躍する7人の砥部焼女流作家を紹介。
満天四国fan shopで「とべりて」7人の作品販売予定
山田ひろみ(きよし窯)
「とべりて」の代表である山田ひろみさん。「とべりて 」の様々活動をリードしている一方、ご主人と共に「きよし窯」で創作活動が続く。色鮮やかな花や植物が描かれているマグカップや皿など、美しい作品がギャラリーに展示販売されている。
住:愛媛県伊予郡砥部町五本松364
TEL:089-962-2168
https://www.facebook.com/kiyoshigama/
とべりて 代表の山田ひろみさん
白石久美・大西三千枝(大西陶芸)
「とべりて 」メンバーの白石久美さんと大西三千枝さん。三千枝さんにとって白石さんは義姉であり、砥部焼の師匠でもあるとか。チューブで描く「イッチン」技法による葡萄柄やバラシリーズの作品が人気の白石さん、子ども食器の贈答セットを創った三千枝さん、お互いが刺激し合いながら作品が生まれてくるとか。
住:愛媛県伊予郡砥部町北川毛796
TEL:089-962-2456
郷田裕佳子(atelieLUXE)
「とべりて 」メンバーの郷田裕佳子さん。砥部焼の造形とデザインを創る人材育成のための「砥部焼陶芸塾」2期生として砥部焼作りを学んだ。その後、実務の経験を経て窯元を開き創作を始めた。自分が創りたいものや使って気分がアップするものを創りたいとか。
住:愛媛県伊予郡砥部町宮内470
TEL:089-962-1620
Instagram atelierluxe
佐賀しげみ(梅ノ瀬窯)
「とべりて 」メンバーの佐賀しげみさん。グラフィックデザイナーでの経験が砥部焼のデザインや絵付けに活かされているという。砥部焼の里から川沿いの上流に窯元とは別にカフェ&ギャラリーもオープンさせ、創作とカフェとを両立させている。
梅ノ瀬窯
住:愛媛県伊予郡松前町鶴吉813-1
TEL:089-985-2387
カフェ&ギャラリーもえぎの
住:愛媛県伊予郡砥部町川登495
TEL:089-916-3157
松田知美(すこし屋松田窯)
「とべりて 」メンバーの松田知美さん。郷田さんと同じ「砥部焼陶芸塾」2期生として砥部焼作りを学んだ。少しずつ進化したいという思いで窯元名に「すこし屋」という言葉を入れたとか。道後温泉に因んだ白鷺や梅の花、坊っちゃん団子などが絵付けされたお茶碗など可愛い作品が並ぶ。
住:愛媛県伊予郡砥部町大南826
TEL:089-962-1130
中川久留美(陶芸くるみ)
「とべりて」、メンバー中川久留美さん。窯元勤務の後、独立し窯元を開かれた。砥部焼は毎日使われる雑器だから、持った時の肌触りや使い勝手の良さを大事にしたいという。シンプルに描かれた草花やピンクやブルーの色使いなどは散歩途中に発見した草花など、身近な所から感じたものを表現したものだとか。
住:愛媛県松山市中野町甲148-5
TEL:090-4977-6874